「シティースホワイトEX」は、製薬会社大手、第一三共ヘルスケアの製品です。
ドラッグストアの店頭などで、よく見かけますね。
お店で売っている歯磨き粉としてはちょっと高めで、だからこそ「歯が白くなるのでは?」と気になっている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、シティースホワイトEXの口コミや成分を詳しく調査してみました。
さて、製薬会社さんの作ったホワイトニング歯磨き粉は、効果があるのでしょうか?
目次
シティースホワイトEXの口コミ・評判
大手の会社の製品だけあって、口コミを書いている方はそこそこ多いですね。
ただ、大手で商品の認知度が高く、発売から5年以上たっているわりには、100件に満たないのは少ない気もします。
さてそれでは、使用した人はどういった点にメリットやデメリットを感じたのでしょうか?
良い点(メリット)
- 歯がつるつるしてくる
- 口臭がしなくなったと思います♪
- 香りと後味が少ないのがいいですね
悪い点(デメリット)
- 普通の歯磨きと変わらない感じで、効果は分からないです
- ホワイトニング効果は感じられず、期待はずれでした…
- 少し高めなのに、効果がなかったです
- ホワイトニング歯磨き粉にしては泡立ち良すぎて磨き辛い
- 1本使い切ったけど、白くなりませんでした
シティースホワイトEXの種類
シティースホワイトEXは5種類あります。
どんな違いがあるのでしょうか?
それぞれの特徴を知って、自分に合ったものを選びましょう。
1.シティースホワイトEX
この製品は、歯を白くすることと、歯茎をケアすることを目的に作られています。
虫歯の予防(歯石の沈着を防ぐ)にも効果のある歯磨き粉です。
ヤニを浮かせて落とす成分が2つ、粒子で汚れを落とす成分も3つ入っています。
さらに、フッ素で虫歯予防&再石灰化、歯の表面をつややかにします。
ペパーミントタイプの香料でさわやかな磨き心地です。
2.シティースホワイトEXエクストラミント
こちらは歯を白くすることに加え、口臭をケアしてくれます。
EXとの違いは、l-メントールが加えられていること。
l-メントールは口臭を抑える効果を持つ成分です。
香料はエクストラミントタイプで、よりスッキリ感を増しています。
3.シティースホワイトEXセンシティブ
センシティブは、知覚過敏をケアしながら、歯を白くするのが目的です。
薬用成分に硝酸カリウムを加えました。
硝酸カリウムは、神経にバリアをはって過剰な働きを抑えてくれる成分です。
香料はピンググレープフルーツミント+サッカリンナトリウムで、甘酸っぱいさわやかさとなっています。
4.シティースホワイトEXプレミアムシャイン ダブルミントタイプ
シティースホワイトEXのプレミアムタイプには、シャイニー成分(光沢剤)のα-TCPが配合されています。
α-TCPを使用したことで上記3種類に比べ、3倍の再石灰化効果をもたらしました。
歯の表面をよりつややかにすることが目的のようです。
また、2種類のフッ素が使用されているのは大きな特徴です。
フッ素は虫歯を予防し、歯の再石灰化の効果もあります。
フッ化ナトリウムは歯の表面に作用する成分です。
モノフルオロリン酸ナトリウムは歯を治療した方や、初期虫歯のある方の歯の奥まで作用して、虫歯を予防します。
他、口臭に効果のあるl-メントールも配合。
5.シティースホワイトEXプレミアムシャイン スイートハーブミントタイプ
こちらは、プレミアムシャインダブルミントタイプとは香料の違いのみです。
スイートハーブミントで、華やかな香りが広がります。
シティースホワイトEXの成分を調査!ホワイトニング効果は?
それではシティースホワイトEXの成分はどんなもの配合されているのでしょうか。
全成分と、研磨剤・歯を白くする成分について見ていきましょう。
成分一覧
シティースホワイトEXの全成分一覧
【清掃剤】歯磨用リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、リン酸三カルシウム(β-TCP)
【溶剤】精製水、エタノール
【湿潤剤】ソルビット液、濃グリセリン
【香味剤】香料(EX…ペパーミントタイプ、エクストラミント…エクストラミントタイプ、センシティブ…ピンクグレープフルーツミントタイプ)キシリトール、サッカリンナトリウム(センシティブのみ)
【薬用成分】マクロゴール400(PEG-8)、ゼオライト、モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)、ポリビニルピロリドン、グリチルリチン酸、ε-アミノカプロン酸、酸化セチルピリジニウム、硝酸カリウム(センシティブのみ)
【発泡剤】ラウリル硫酸塩、ラウロイルサルコシン塩
【粘結剤】カラギーナン(EX、エクストラミントのみ)、カルボキシメチルセルロースナトリウム
【清涼剤】l-メントール(エクストラミントのみ)
【安定剤】リン酸マグネシウム
【保存剤】パラベン
シティースホワイトEXプレミアムの全成分一覧
【溶剤】プロピレングリコール、無水エタノール
【清掃剤】歯磨用リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸
【光沢剤】リン酸三カルシウム(α-TCP)
【香味剤】香料(ダブルミントタイプ・スイートハーブミントタイプ)、キシリトール、サッカリンナトリウム
【着色剤】酸化チタン
【薬用成分】マクロゴール400(PEG-8)、ポリビニルピロリドン、フッ化ナトリウム(フッ素)、グリチルリチン酸、モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)、塩化セチルピリジニウム
【可溶剤】グリセリン脂肪酸エステル
【粘度調整剤】ヒドロキシプロピルセルロース
【発泡剤】ラウロイルメチルタウリンナトリウム
【清涼剤】l-メントール
【保存剤】パラベン
研磨剤は使っているのか?
成分の中で、「清掃剤」と表示されているものが、研磨剤です。
シティースホワイトEXでは歯磨用リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、リン酸三カルシウム(β-TCP)の3つがそれにあたります。
この中で、無水ケイ酸は強い研磨作用がないので、比較的歯負担がかからないと言われています。
また、リン酸水素カルシウムやリン酸三カルシウムは歯の成分と同じで、フッ素と同時に配合すると歯の石灰化に役立ちます。
研磨剤は入っているものの、その後のケアも考えられている配合だと言えるでしょう。
歯を白くする成分は入っているのか?
歯を白くする成分としては、マクロゴール400(PEG-8)、ポリビニルピロリドンの2つとなります。
どちらも水や油に溶けやすく、主にヤニを浮かせて落とすことができる成分です。
ただ、再付着を防ぐ効果はありません。
歯を白くしたいなら、ポリリン酸、リンゴ酸などが配合されたものを選ぶといいでしょう。
これらは、歯の汚れの再付着を防ぐことができる成分なんです。
この成分が入っているホワイトニング歯磨き粉は「オススメのホワイトニング歯磨き粉ランキング」でも上位に入っています!
シティースホワイトEXの値段は?
シティースホワイトEX以下の通り。
50g | 920円 |
---|---|
110g | 1,680円 |
ホワイトニング用の歯磨き粉としては、ちょっと安めの方です。
ホワイトニングジェルだと、普通は4~5,000円くらいの価格設定となります。
ただ、こんなに安くてちゃんと歯を白くできるのか疑問が残りますね。
薬局で市販されてるの?amazon・楽天は?
シティースホワイトEXは薬局やドラッグストアで販売されています。
楽天やamazonなどあらゆるところで取り扱いのある製品です。
しかし、楽天やamazonのランキングでは100位以内には入っていないようですね(2016/1月現在)。
大手=安心・安全ではない
シティースホワイトEXは、有名な製薬会社である第一三共が作っています。
しかし、ホワイトニング歯磨き粉としては値段が安すぎます。
安いということは、ホワイトニング効果には残念ながら、期待が持てないということです。
高ければいいというわけではありませんが、やはり効果のある成分を「効果が出る量」配合すると、お値段は高くついてしまうものなのです。
また、「大手だから安全」ということでもありません。
配合されている研磨剤は再石灰化などを促すものの、やはり歯を傷つけることには変わりはありません。
できれば、研磨剤が入っていないものを選ぶ方がいいでしょう。
また、発泡剤も「磨いた気になってしまう」という弊害がありますし、電動歯ブラシでは磨きにくくなってしまいますから、これも無配合のものがいいですね。
シティースホワイトEXの口コミ・評判まとめ
こうして見ていくとは、ホワイトニング歯磨き粉としてはあまりお勧めではありません。
「歯を白くする」と言っているものの、ホワイトニング歯磨き粉としては品質はあまり良くないですね。
ヤニを落とす成分は入っているものの、ちゃんとした「歯を白くする成分」が入っていません。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときは、有名であるとか、値段が安いなどを判断基準にすると、効果のないものを買ってしまうことになりかねないんですね。
しっかりとホワイトニングの効果をあげたいのなら「オススメのホワイトニング歯磨き粉ランキング」を参考にしてみてくださいね!