コンクールの製品は歯医者さんによく置いてあり、いかにも効きそうに感じます。
そのコンクールのジェルコートFは洗口液としてだけでなく、歯磨き粉としても使用できる製品です。
同じコンクールから発売されているコンクールFと違い、ショック状態になるなどといった副作用の報告もありません。
ここでは虫歯や歯周病対策として有名なジェルコートFについて、実際に購入して口コミや成分、値段などの情報をまとめてあります。
購入する前に知っておきたい情報もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ジェルコートFの口コミ・評判
まずは口コミ・評判から見てみましょう。
メリットとデメリット、両方あげてみました。
ちょっと気になる口コミもいくつか見受けられますよ。
良い点(メリット)
- ジェルタイプですっきり磨ける。
- 歯がつるつるになります。
- 使い始めてから、虫歯になっていません。
悪い点(デメリット)
- 歯の着色汚れがだんだんひどくなってきてしまった。
- 辛すぎて使うのをやめてしまいました。
- 二か月で、歯石を取る前よりも茶色くなりました。
- 容器がダメ。硬くて量を調節できないし、こぼれてべたつく。
- ボンドみたいな匂いが嫌い。
- 舌が荒れてきてしまいました…。
ジェルコートFの成分を調査!ホワイトニング効果は?
歯磨き粉にはたくさんの成分が書かれていますね。
いちいち見て調べるのは大変ですが、ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときにはこれはとても重要です。
単純に虫歯を予防するなら、歯磨き粉はつけないでブラッシングでも大丈夫と言われていますね。
でも、ホワイトニング歯磨き粉の場合は「研磨剤」「ホワイトニング成分」この2つが入っているかいないかで、効果が分かれてしまうのです。
ジェルコートFの成分はどうでしょうか?
ジェルコートFの全成分一覧
全成分一覧
【潤滑剤】濃グリセリン
【溶剤】ポリエチレングリコール400、エタノール、1.3-ブチレングリコール
【甘味剤】キシリトール
【粘結剤】キサンタンガム、カラギーナン、ポリビニルピロリドンK30
【キレート剤】ポリリン酸ナトリウム
【薬用成分】フッ化ナトリウム(フッ素950ppm)、塩酸クロルヘキシジン、βグリチルレチン酸
【香味剤】香料(ペパーミントタイプ)
【PH調整剤】クエン酸ナトリウム
【可溶化剤】ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル
【洗浄剤】炭酸水素ナトリウム
【保存剤】パラベン
研磨剤は使っているのか?
ジェルコートFは研磨剤不使用となっていますが、洗浄剤として炭酸水素ナトリウムが入っています。
これは重曹です。
洗浄剤とのことですので、虫歯の原因の酸を中和させる、などの目的で入っていると思われます。
ジェルコートFは医薬部外品のため成分表示は順不同で、重曹がどの程度の量入っているかまでは分かりません。
しかし重曹は研磨力が高く、掃除用の洗浄剤にも使われるほどです。
あまりごしごしとこするのは歯を傷つけることになりかねません。
歯に傷がついてしまうと、そこに汚れがつきやすくなってしまいます。
歯を白くしたいなら、研磨剤の入った歯磨き粉や洗浄剤はNGと言えるでしょう。
研磨剤については「研磨剤と清掃剤の違い」で詳しく説明しているのでご参考ください。
歯を白くする成分は入っているのか?
ジェルコートFは美白用の製品ではありませんので、歯を白くすることには重点が置かれていません。
ポリリン酸ナトリウムが配合されていますが、歯石を付着させにくくする目的となっているようです。
口コミでも、歯が白くなってきたというものは見かけませんでした。
逆に「着色汚れがひどくなった」という書き込みがとても多かったのです。
これはどういうことかというと、成分の中にある塩酸クロルヘキシジンの作用でそうなってしまうのです。
塩酸クロルヘキシジンは抗菌力が高く、虫歯や歯周病予防に大きな効果をもたらします。
しかし、副作用として着色汚れしやすいという欠点があるのです。
ジェルコートFには、ホワイトニングの効果は期待できないようですね。
ホワイトニングの効果を求めるなら、しっかり歯を白くする成分の入ったホワイトニング歯磨き粉を選びましょう。
ジェルコートFの値段は?
ジェルコートFはメーカー希望小売価格で税込1,080円となっています。
1回分で0.3g、300回使用できます。
1日3回使ったとしても、3ヶ月以上もつ計算になりますね。
ジェルコートFは普通に歯磨き粉としても使用できますから、かなり安い製品といえるでしょう。
薬局で市販されてるの?amazon・楽天は?
ジェルコートFは薬局やドラッグストア、楽天、amazonなど、さまざまなところで売られています。
歯科医院でも取り扱っているようですね。
楽天では800~1,300円とかなり値段に差があるようです。
中にはそれに加えて送料もかかるものもあります。
amazonでは800~900円くらいとなっているようです。
希望小売価格は税込で1,080円ですから、うっかり高いものを買わないように気をつけた方がいいでしょう。
有名=安心・安全ではない
ジェルコートFは同じウェルテックという会社の「コンクールF」とともに、かなり知られている歯磨き粉です。
amazonの大人用歯磨き粉カテゴリでベストセラー1位になるほど、人気のある商品なんですね。
でも人気がある、有名=効果がある、安全というわけではありません。
実際に口コミでは着色汚れの副作用について書いている方が多く、ホワイトニング効果はないと言っていいでしょう。
また、刺激が強かった、舌が荒れてしまったという書き込みも見かけますので、人によっては合わない場合もあるようです。
それに有名な製品には広告宣伝費が上乗せされています。
広告宣伝費が乗っているのに月300円くらいで済んでいるということは、薬用成分以外は安い成分の量が多い可能性もありますね。
安い成分をたくさん使っている場合は、安全性が配慮されているのか疑問が残ります。
ジェルコートFの口コミ・評判まとめ
ジェルコートFは安いだけでホワイトニング効果はほとんどなく、逆に着色汚れがついてしまうことが分かりました。
虫歯や歯周病を予防するためとはいえ、着色汚れがつくのなら他にホワイトニング成分の入った歯磨き粉を使わなければなりませんね。
そうなると、安いと思っていても結局、別にお金がかかることになってしまいます。
有名だからとか、安いからとかで歯磨き粉を選ぶのは得策ではないようです。
逆に知名度は低くても、殺菌成分とホワイトニング成分が同時に配合されている製品もあるんですよ。
「オススメのホワイトニング歯磨き粉ランキング」で詳しく紹介しているので、よかったらそちらをご覧になってみてくださいね。